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TOKIORI

心地よい暮らしや理想的な働き方を模索する。

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心地よい暮らしや理想的な働き方を模索する。

自分の弱さと向き合うのが苦手な方に観てほしい。|映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

映画


どうも、佐田真人(@mst727)です。

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」。原題は「Extremely Loud and Incredibly Close」。

2011年の映画ですが、タイトルとパッケージの写真がとても印象的で、今も記憶に残っている映画です。

ただ映画というのは、断片的には覚えているのだけれど、なかなかはっきりと思い出すわけでもなく、「良い映画だったのは確か!」ぐらい...。

そんなこともあり、Amazonプライムで再度観てみました。

 

9.11で父親を失った家族の喪失と成長の物語

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画像引用元:映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 - シネマトゥデイ

まずは物語のあらすじを引用しておきましょう。

911の同時多発テロで、大切な父(トム・ハンクス)を亡くした少年オスカー(トーマス・ホーン)。ある日、父の部屋に入ったオスカーは、見たことのない1本の鍵を見つける。その鍵に父からのメッセージが託されているかもしれないと考えたオスカーは、この広いニューヨークで鍵の謎を解くため旅に出る。

引用元:映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 - シネマトゥデイ

物語の中心になるのは「鍵穴探し」。鍵の入った封筒に書かれていた「Black」の文字を手掛かりに、NYにいる様々なブラックさんに会いに行きます。

 

自分だけが苦しいなんてことはない

鍵穴探しをする中で、少年オスカーはいろんな人たちと出会い、少しずつ成長していく姿が描かれているのですが、行く先々の人たちにもいろんな共通点が。

それは、彼らもオスカー同様に「苦しみ、喪失感を抱いている(いた)人たち」だということ。

最初のオスカーは、周りの大人たちに自分の苛立ちをぶつけます。

「とても苦しい。でもその苦しみは他の誰にも絶対にわかりっこない。たとえそれが母親でも」と。

しかし、旅を通していろんな人と出会う中で、実はみんな誰にも言えない苦しみを持っているんだと、気づいていきます。

 

誰もが弱く、脆い。故に温かい。

そんな人の存在に気づかせてくれたのが、父親の死後、ずっとオスカーを支えてきた母親。

物語の終盤、オスカーはずっと母親が見守り続けてくれたことを知り、その優しさに触れます。

人は何かしらの悲しみを抱えながら生きている。でもその悲しみを解決出来る方法って実は存在しないのかもしれません。

ずっと心の奥どこかにしまい込んでいるような感じ。そんな弱くて脆い存在が、僕たちヒトなのかなあと。

だからこそは相手の悲しみや苦しみを理解できるし、優しい存在でいられるのでしょう。

この物語は、そんな人としての普遍的な弱さや強さ、そして優しさに触れることのできる映画だと感じました。

 

最後に

この物語は「父親を失った家族の喪失と成長」のストーリー。オスカーは自分の弱さと向き合い、ひとつひとつ弱さを克服していきます。

自分の弱さと向き合う。僕にとってこれほど難しいことはないなあと、改めて感じました。

弱さと向き合うのが大の苦手で、とても苦しくなる。物事に対してHowばかりを求め、どこかで逃げているのでしょう。

映画を観ていて、時折オスカーと重なる瞬間があったのはそのせいかと。

もしかしたらこの映画を観ていて、同じように感じる方がいらっしゃるかもしれません。

そんな方たちにとっては、大きな後押しとなる映画だと思います。そしてどうかオスカーから、細やかな勇気をもらってください。

今日はこれにておしまい。
それではまた!